― 冬期施工における安全確保のための注意喚起 ―
今日3日、上空には今シーズン最も強い寒気が流れ込み、全国的に冬型の気圧配置が強まっています。日本海側では午後から広い範囲で雪となり、4日にかけて平地でも積雪が予想されています。とくに東北・北陸では強風を伴う 暴風雪 となる見込みで、交通障害への警戒が必要です。
土木・建設現場でも冬期特有のリスクが一気に高まるため、以下の点を共有いたします。
■ 地域別の主な気象状況(概要)
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北海道:日本海側を中心に断続的な雪。沿岸部では吹雪。夜にはオホーツク海側・太平洋側にも雪。
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東北・北陸:雨から雪に変わり、今夜から明日にかけて大雪の可能性。沿岸部は非常に強い風で暴風雪。
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近畿〜九州北部の日本海側:午後から平地でも積雪の恐れ。山沿いでは積雪増加。
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東海・関東甲信:山沿いを中心に雪。長野県は大雪のおそれ。
■ 土木建設業としての注意点
1. 現場作業の安全確保
2. 車両(社用車・ダンプ・重機)運行管理
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全車両で スタッドレスタイヤ装着の最終確認。
→ 溝の減り具合、ゴム硬化(劣化)、チェーンの携行状況も必ずチェック。
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運転時は「急」のつく操作を避け、スリップ・横転事故防止に努めてください。
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早朝・夕方は路面凍結の可能性が高いため、移動計画の前倒しを推奨します。
3. 作業計画の見直し
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大雪・強風が予想される地域では、屋外作業の中止判断を早めに。
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生コン打設、舗装、構造物の組立作業など、品質に影響する工程は延期を検討。
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交通障害により資材搬入が遅延する恐れもあるため、工程の再調整をお願いします。
4. 従業員の安全教育と共有
■ まとめ
明日4日にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に広く積雪が予想されています。
特に東北・北陸では暴風雪となり、交通障害や停電、作業中断のリスクもあります。
現場・作業員の安全を第一に、早めの準備と判断 をお願いいたします。