大雨だけでなく、洪水や土砂災害など大きな被害をもたらす線状降水帯ですが、実は発生する詳しいメカニズムは解明されていないと言います。
もちろん、積乱雲が連なってできるという大まかな仕組みはわかっていますが、発生に必要な水蒸気の量や大気の安定度など、細かな要素については、すべては解明されていないのだそうです。
線状降水帯の発生や発達、持続する詳しい気象条件などがわかっていないということは、いつ、どこで、どのような条件が重なったら線状降水帯が発生するのか、詳細はわからないということ。
そのため、線状降水帯の発生を正確に予測することが難しいのです。
線状降水帯から身を守るには?
線状降水帯が発生しているときには、お住まいの地域にどのような警報が出されているか、土砂災害の危険度がどれくらい高まっているのかを確認する必要があります。
気象庁のWEBサイトでは、注意報や警報が発出されている地域を一覧で見ることができます。
また、同じく気象庁の「キキクル」というWEBサイトでは、土砂災害などの危険性を地図上に色分けして表示しています。
こうした最新の情報を確認しながら、避難を行うかどうかを決めることが重要です。